転職は人生のターニングポイントです。転職するべきかしないべきか迷う時が必ずきます。20代、30代は特に1度は考えたい時が誰でも来るでしょう。今回は転職に迷った時に考えたい具体的な対処方法をご紹介します。
すぐに行動に移せる内容となりますので、最後までお付き合いください。
こんな方におすすめ
- 転職するか迷っている人
- 転職したいけど行動に移せない人
- 転職に興味はあるけど転職の仕方がわからない人
はじめに
私は2000年代の超就職氷河期に100社以上就職活動を行い新型コロナウイルス真っ只中に転職活動を行ったブクログと言います。誰よりも厳しい環境下の中で入りたい会社に入ることに成功し、30代前半で転職を決意しました。今回ご説明する内容は「転職するか悩んでいる人」に向けたものとなりますが、これから就職活動を控えている学生さん、社会人未経験の方でも共通する点がいくつかありますので、ぜひ最後まで読んでいってください。私は厳しい環境下の中で自分が入りたいと思えた会社に入ることができた理由は今回お伝えするポイントを抑えることができたからだと思っております。誰でも実践することができますのでチャレンジしてみてください。
転職に迷ったらまずは行動してください
先に結論からご説明させていただきます。転職するか迷っている人は今すぐ転職エージェントに登録してください。理由は簡単です。自分一人で悩んでいても何も解決しないからです。私も20代後半になった頃に「何か今の会社嫌だな」と転職に対して考えるようになりました。しかしそこから3ヶ月、半年、1年…2年と時間だけが無常に過ぎてしまい何も行動に移せませんでした。転職を考えて2年たった頃でもやはり転職に対しての悩みがずっと頭の中でぐるぐると迷い続けていたのです。それから勇気を出して転職エージェントに登録してから、3ヶ月後には新しい会社で働いておりました。『転職に迷う=会社に不満がある』ということは会社が変わってくれない限り自分ではどうしよもありません。
私は転職エージェントに登録してエージェントとお話をした時に転職の悩み、迷いが一気に吹き飛んだのを鮮明に覚えています。転職エージェントに登録するのは転職を決意した時ではなく、転職するか迷った時だと思っております。エージェントに相談することでプロの視点からアドバイスを受けることで冷静に現状分析を行うことができるので大変おすすめです。エージェントと話をしてやっぱり今の会社で働こう!と思ってエージェントを解約するのも自由なので、まずは転職エージェントに登録してみましょう。
多くの書籍やネット記事では転職は人生のターニングポイントだから慎重に悩んでください、現状の不満ポイントを書き出して何点以上当てはまったら転職を決意しましょう!等の説明がほとんどです。しかしこれは大間違いです。個人で気持ちの整理をしても行動に移せず私のように時間だけが過ぎてしまいます。「こんな理由で転職しても良いのかな」「転職したい理由が少ないけどしない方がいいのかな」「今よりいい会社に入れるか補償はないし」と、どんどん迷うだけです。明確な転職理由は現時点では必要ありません。何となくで大丈夫です。
絵に描いたように『スキルアップのために、視野を広げるために転職したい!』みたいな理由の人は少ないです。転職者のほとんどが単純な理由から転職していますので、そこはご安心ください。(私は給与を上げたい、たったそれだけで転職しました。)
転職活動の具体的なステップ
具体的な転職活動のステップは以下の通りです。
具体的ステップ
❶転職エージェントに申し込みをする(複数)
❷現在の仕事の不満を整理する
❸転職先の希望条件を整理する
❹エージェントに相談する
❺面接する(対策しないで面接へいく)
❻面接対策をする
ステップ1:転職エージェントに申し込みをする(複数)
なぜ複数の転職エージェントが良いのか。
それはエージェント側も人間です。相性が絶対にあります。エージェントによっては希望条件にあった会社を頑張って探してくれる人もいれば、希望条件にマッチしない会社を紹介する人もおります。エージェント先もビジネスでやっておりますし、相手は人間なのでこれは仕方がありません。ですので、複数のエージェントに申しみを行い、あなたと相性が良いエージェントを探してください。良いエージェントに出逢ったらそこで本格的に1〜2社に絞って活動をしましょう。(私も有名転職エージェントほとんどに申し込みをしました。)
その中で私が特におすすめするエージェント先をご紹介しておきます。(以下のリンクから公式サイトへ飛べます。)
厳選してご紹介するのでまとめて登録しましょう。※登録料は全て無料です。
おすすめ
ステップ2:現在の仕事の不満を整理する
今の会社・仕事に対しての不満を書き出すことは非常に重要な作業です。なぜ重要かというと、面接で絶対に聞かれる質問だからです。
「なぜ転職しようと思ったのですか?」
「現職に何が不満がありますか?」
面接官のほとんどがこの質問をしてきます。
ここで抑えておきたいポイントは2点あります。
ポイント①
面接官にはいえない転職したい理由を書き出す。
これは自分が後で振り返りをする時に使います。いくつか面接をしていくと、「あれ?俺ってなんで転職したいんだっけ?」と思う時が必ずきます。転職の軸がブレないように必要なことなのでこれはやってみてください。
書き出すポイントは簡単でOKです。
メモ
・給与がひくい。
・上司がムカつく。
・自分よりアイツが評価されているのに納得がいかない。
・プレゼンばっかしたくない。
・異動したくない。
・残業が多い。
ポイント②
面接官にいえる転職したい理由を書き出す。
面接官に「給与が低いから転職したい」といっても印象が悪いだけです。相手に良い印象をもってもらうために嘘でもいいので書き出しておきましょう。理由付けもあるとGOODです!
(面接はいかに相手に嘘がバレないかがポイントです。真面目に答える必要はありません)
(完璧な人間はいません。みんな欲望の塊です。嘘をついて根拠をきちんと説明すれば印象操作バッチリです)
ステップ3:転職先の希望条件を整理する
どういった会社に入りたいのか、どういう仕事をしたいのか、どういう待遇を受けたいのか予め整理しておきましょう。不満に対しての反対のことを書き出せば良いのでこの作業は簡単だと思います。ここは真面目に堅苦しく考える必要はありません。ワガママに自分の希望条件を書き出してみてください。希望条件の整理が付いたらあとはプロのエージェントに相談してみてください。エージェントはきっとあなたの希望条件にマッチするように一生懸命求人を探してくれます。
考え方は物件探しの希望条件と同じ考え方で良いと思います。これから住みたい家の条件を不動産仲介会社(エージェント)に探してもらう。そんな作業です。自分の住む家には妥協したくないはずです。それが会社だと思ったらどうですか?もっと妥協したくないですよね。ここは遠慮なくバンバン書き出しましょう。
こちらも簡単でOKです。
メモ
・年収500万円以上
・休日125日以上
・転勤なし
・残業20時間以内
・研修充実
・フレックスタイム制度導入
・テレワーク制度導入
・副業OK
ステップ4:エージェントに相談する
エージェントにはリラックスして本音ベースでぶつけましょう。
初めてエージェントと面接する人は緊張する方もいらっしゃる方も多いかと思います。そんな方は事前に今の会社の不満なポイントと入りたい会社の希望条件をあらかじめスマホやノートにメモして抜け漏れがないようにエージェントに伝えると良いでしょう。ここでポイントなのが、エージェントに自分をよく見せようとする必要は全くありません。エージェントはあなたの希望条件にマッチするように色々とヒアリングをしてきますが、面接ではないので正直に答えるのがベストです。
遠慮なくご自身の思いをエージェントにぶつけてみましょう。
ステップ5:面接する(対策しないで面接へいく)
エージェントと面接したら、早くて当日、遅くて3日以内に企業の求人を紹介してもらえるでしょう。募集要項がある程度自分にマッチしているな?と思ったらすぐに面接に行くことをオススメします。「全然対策していないのに面接行って大丈夫なの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。全然OKです。
なぜすぐに面接に行った方が良いのか。
それは、ほとんど人が久しぶりに面接を受けるからです。企業の面接はアルバイトの面接ではないので、大抵の人は緊張するものです。日頃から人前でスピーチやプレゼンをしている人でも企業面接は緊張して本来の自分をアピールすることが出来ないことが多いです。(私もあがり症なので特にそうでした。)
「場慣れ」をするためにまずは興味のない求人でも積極的に面接に行って度胸をつけろ!ということです。今後本命企業が求人に出てきた時に備えるために事前に場慣れをすることは非常に大切です。本命企業はいつ求人に出てくるのか分からないので早めに面接に行くことをおすすめします。
(まぁ落ちても本命じゃないし!いっか!)
この考え方でバッチリです!
個人差はありますが、1社〜3社ほど事前に面接に行くことをオススメします。
他にも面接にいくメリットはあります。
求人の募集要項や企業ホームページでは実際によくわからないかと思います。そのため口コミサイトを利用している人もいるかと思いますが、実際に企業に自分の足で行ってみて会社の雰囲気や面接官の雰囲気に触れると、案外「この会社いいな!」というケースがででくるケースが絶対にあります。
就職活動・転職活動はある意味、運命の出会いのようなものです。
自分の目でみて肌で触れて決めるものありです。
ステップ6:面接対策をする
ステップ5で本番の面接を体験した人は企業側からどんな質問が飛んでくるかある程度分かったと思います。
あとは簡単です。
その質問に対しての答えを整理して書き出しましょう。(面接直後にやるのがベストです。時間が経過すると忘れてしまいますからね。)何社か面接にいくと共通した質問があることに気づきます。企業側・人事側の想定質問を把握することが出来ただけでも十分な収穫でしょう。
あとは実際に質問された問いに対しての答えを整理してあなたのエージェントに相談してみるよ良いです。エージェントは適切な回答方法のサポートをしてくれるはずです。
(私もその繰り返しをして本命企業にばっちり受け答えができるようになりました)
ステップ5とステップ6を繰り返し行ったら行きたいと思った企業の面接を受けてみてください。短期間であなたはグッと成長しているはずです。
まとめ
誰も教えてくれない転職の迷った時の具体的対処方法をご紹介させていただきました。転職に迷ったらまずはエージェントに登録することで現職に留まるか、先に進むかハッキリと整理がつきますのでまずは行動してみてください。転職に迷った状態では現在の仕事に対しての十分なパフォーマンスが発揮できないかと思います。残酷にも時間は止まってくれません。後悔しても遅いでしょう。私は転職をしろ!といっているのではありません。迷ったら行動して自分ときちんと向き合ってほしいと思って今回ご紹介をさせていただきました。(転職するかしないかで迷った人の8割以上は実際に遅かれ早かれ転職に踏み切っていることは間違いありません。心の奥深いモヤモヤを晴らすためにもぜひエージェントへ相談してみてください。)
皆様にとって良い会社に巡り会えますように。